本郷エステート　代表櫻井宏和のブログ「不動産職人no.（ナンバー）」によせられたアパート、マンションの入居者様からのご相談を掲載いたします。

原状回復、家賃滞納、入居者の失踪、苦情対応　などにお答えしています。

私は、最近引っ越しの為に3年間住んだマンションを退室しました。
その際に、立ち合い検査をしていただき、修繕費として10万円を追加請求されました。
私は、ワンルームマンションに住んでおり、7畳の部屋でタバコを吸っておりました。
タバコのヤニで壁紙は、変色してしまい、クロス張り替え代を支払うのは当然の事だと理解しております。しかし、実際に見積書を送付していただくと、居間以外の台所やトイレの壁紙代まで支払いを請求されました。
居間とキッチンの間には扉などの仕切りはありませんでしたが、この場合すべての箇所の壁紙代を支払わなければならないのですか？支払わなければならないのであれば、事前にお預けした保証金の30万円の5万円を返していただいたのですが、契約書に解約引きと明記されていた25万円は、何の為に必要だったのでしょうか？
こちらとしては、修繕費を解約引きの25万円のなかに含まれていると考えておりましたし、25万円以上の過失があったさいに、差額を支払うものと考えておりました。
今回請求された10万円は払うべきでしょうか？
また、クロスの張り替え代を支払うのであれば、タバコを吸っていた部屋だけの張り替え費用を支払う必要があるのではないでしょうか？

どこにお住まいですか？
東京を中心に　住宅紛争防止条例が制定され（通称：東京都ルール）ガイドラインにしたがって退去の手続きを進めるようになってきています。

さて、タバコのよるクロスの変色での張替え費用ですが、①汚れているところだけ　②負担割合分・・３年入居なら費用総額の60％ぐらいの負担ですむはずです。

解約引き２５万円は、たぶん償却分としているはずですから上記①や②も含まれているとの　判断で正しいかと思います。

関東首都圏の契約ではそのような項目をまず使わないと・・トラブルの元のような項目ですね。

仲介業者さんにその旨をお伝えしてそれでも請求するなら「文章にて理由を提出してもらう」といいかもしれません。「法的な解釈を第三者に相談しますので」と申し添えてください。

弊社のブログ「不動産職人no.」（ふどうさんしょくにんなんばー）にお問い合わせあった記事の抜粋で掲載しております。